■革と友禅のコラボレーション
ワザビ社は、今までファッションアイテムを数多く生産してきましたが、純粋に、日本的な革靴を作ってみたいと思っていました。そこで、足袋そのものを革靴で具現したサンプルを作製。
サンプルは出来ても、まだ商品に出来る段階ではなかったときに、友禅職人グループのそめもようさんと出会います。
some-priという、オリジナル図案を忠実にデジタル化したデータに、とても魅力を感じました。
作家の手仕事をそのまま表現できるなら、単なるコピープリントとは違う商品ができる。そう考え、日本の伝統工芸の友禅と足袋を合わせた商品を企画。
海外の人たちにも伝統文化を伝えていけるのではないかと思っています。
そめもようのお二人がつくりたいデザイン、理想とするクオリティを再現。甲の部分だけでなく側面もプリント可能エリアとし、全面に図案を入れた左右で一枚の画にしています。
レザープリントは、YUSUKE TAGUCHI DESIGNの協力のもと、上質な革づくりと再現度の高いプリントレザーの技術をもつタンナーであるLEATHER LAB TOKYOで、友禅の繊細な柄を革に仕上げました。
伝統的な足袋の作りと革靴の融合
親指の股部分の形は試行錯誤しました。短いと足袋に見えず、深いと指が痛くなる可能性があるからです。
裏革を付けない一枚革なので、素足で履いても擦れたりしない処理を施しています。
また底材は、地面と触れた時に滑らないような素材を選択。ベルトも、かかとに引っかける高さや位置も何度も調整しました。
特徴として、モカのように外側にも敢えてハギを入れ、革が立たせて立体感が作りました。それゆえに、より足に沿った形になって、履き心地もアップ。外側のハギまで含めて、職人の技術で一枚画を実現しています。
2009 06
株式会社ワザビ設立
“技(わざ)× 美(び)=WAZABI“の理念を掲げ、紳士靴・婦人靴・革小物のOEM / ODM事業をスタート。
大手セレクトショップ、百貨店ブランドの製造。
2010 02
婦人靴ブランド「UATROUVER」発表。
展示会にて全国のセレクトショップより多数受注し、靴づくりの経験と技術を深める大きな転機となる。
(※2014年、プロダクトライン整理のためブランド終了)
2011
大手セレクトショップおよび百貨店ブランドの靴のOEM生産を拡大。
この経験がWAZABIの技術基盤をさらに強固にする。
(以降、現在まで製造を継続)
2016 06
アトリエ移転に伴い、事務所を新拠点へ移転
2024 09
東京友禅職人グループ「そめもよう」と共同でコラボレーションブランド「suuta suutan」発表
このタイミングで事業軸をBtoBからBtoCへ転換し、自社ブランド展開を本格始動。同時に自社ECサイト・公式SNS運営を開始。
2025 02
レザークリエイター・上野健一氏とのコラボレーションブランド「BLACKIVORY」発表
2025 07
新アトリエ新設に伴い、事務所を新拠点へ移転
ものづくり体制をさらに強化。

